2016年12月09日

シャオ

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闇属性の、怪しい薬師。
とはいえ、背景のストーリーが重く、キャラの掘り下げもしてほしいところ。

そんな彼の第一アビリティ。

・応病与薬
意味としては、漢字のままでも汲めます。
病に応じて、薬を与える、と。
医師の立場からの言葉です。

でも、それだけでは面白くありません。
面白い、というかなんというか。
ともあれ、転じて、人の抱えている苦悩や病苦といったいわゆる生における「病」に応じて、仏が「薬」=教えを与える、という意味にもなるそう。

第二アビリティはこちら。
・四百四病
読みは、シヒャクシビョウ、となります。
ヨンヒャクヨンビョウ、じゃないんですね。
何のことかというと、人間の罹る病気の数が404個あるとのこと。
人の体は、地・水・火・風の四つの元素から成り、その一種類につき101の病があるという。
恐ろしい数です。

第三アビリティは、 
・毋望之禍
読みは、「ムボウノカ」、あるいは「ムボウノワザワイ」となります。
母親が病気になった時にさらなる災いが起きないように注意しなさい、とかの意味かと思いきや、全然違いました。
最初の一時は「母」ではなく「毋」だったんです。
「毋」は、「〜なかれ、なし」と読みます。
以上のことから、「禍」=災い、災禍は、望む=予期することが、「毋」=なし=できない。
といった感じでしょうか。
要は、思いもかけない災いが人生にはあるよ、といった意味になるかと。




奥義は、紫雲散霧。
……これは、グランブルーファンタジー運営陣の造語かな。
見当たりませんでした。
英語にすれば、何か手がかりが掴めるかと思いきや、
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余計意味がわからなくなり。

murkは暗闇といった意味。アンデッドの暗闇……?

posted by Loucina at 14:01| キャラクター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月03日

スネグラーチカ


とある昔、ロシアのある村に官吏の夫とその妻、彼らの娘二人が暮らしていました。

夫は一年の殆どを家から遠い都で働いて過ごしています。

それゆえ、家を守るのは妻と娘たちだったのですが、その妻が後妻だったのです。

娘の一人は彼女の実子でしたが、もう一人は夫の以前の妻との間に出来た子供でした。

妻は、実子ばかりを可愛がり、前妻の娘はいつもつらい仕事を割り当てられていました。

ある日、その村に強い寒波がやってきます。

雪が降り続き、風も強く、家から出ることもままなりません。

やがて食べるものもなくなってきた時、妻が前妻の娘に町へ行って買い物をしてくるように言いつけます。

外に出れば命すら危ういほどの酷い寒さです。

けれど、従順な彼女はその命令に従い家の外へ出ます。

町の方へ向けて歩く彼女ですが、吹雪のために道を失い、今いる場所がどこなのかもわからなくなってしまいます。

行き倒れになる直前、彼女のもとに年老いた男が現れます。

彼はこう尋ねて来ました。

「暖かいか」と。

暖かいはずがありません。凍死する寸前なのですから。

けれど、彼女は自分が身に付けているもののことを考えます。

コートと言えないほどの薄い記事で出来た外套、紐で縛り合わせないとばらばらになってしまうようなブーツ、シャツだって厚いものではありません。

でも、それは彼女が父や実母、意地が悪くてもやはり母であることには変わらない継母から貰ったものです。

「暖かいです」

従順な彼女はそう答えます。与えられたものは、みすぼらしくても自分の環境では精いっぱいなものだと考えたからです。

老人はもう一度問い掛けます。

「暖かいか?」

彼女の答えも同じ、「暖かいです」。

すると老人は微笑み、彼女に「本当に」暖かな外套や洋服、毛布やブーツ、さらに食べ物を与えて去って行きます。

やがて吹雪が去り、家へも戻ることのできた彼女に、継母がその服や食べ物はどうしたのかと問い詰めます。

彼女が正直に答えると、継母は欲を出し、自分の娘にもその祝福に預かりたいと考え、次の吹雪の日には実子の方を買い物の使いにやります。

その娘もやはり吹雪に包まれ、行き先を見失います。

そこへ老人がやってくるのも同じでした。

けれど彼女は、老人の「暖かいか?」という問いに、「寒いです」と答えてしまうのです。

すると老人の姿は消え、彼女はその吹雪の中で凍死してしまったといいます。




その老人の名前は、ジェド・マロース。

ロシア語でДед морозと綴ります。

Дед(ジェド)はおじいさんを、мороз(マロース)は寒いことを意味します。

寒さおじいさんといった感じの意味です。

ロシアの民間伝承に出てくる彼は、もちろん人間では無く、雪や霜の精霊だったのです。

時代は下り、共産主義となったソ連では宗教は好まれませんでした。

精神的支柱を共産主義一つとしておきたかったからでしょう、多分。

宗教と共産主義が相いれないというのは、よくわからないのですが、そういう情報があったので、きっとそうなんでしょう。

だから、それまで他国と同じようにクリスマスにはサンタクロースという風に、キリスト教の祭祀を行うことはなくなったそうです。本当かどうかは知りません。

ですが、やはり年末になれば、その一年を振り返って、「今年も頑張った」みたいに祝いたい気持ちも出てきます。

そこで、サンタクロースの代わりに位置づけられたのが、民間伝承にあったジェド・マロースでした。

ソ連時代には、寒さや霜の象徴のように、青い服を着ていましたが、やがてさらに時代が下り、ソ連が崩壊すると赤いガウンを着るようになり、そのままサンタクロースといってもいい装いになります。
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そんな彼の孫娘が、今回の『氷晶宮〜』イベントにおける氷晶宮の守護神(?)スネグラーチカなのです。

いかにもロシアっぽい名前です。

伝承によれば、スネグラーチカは雪で作られ命を与えられた少女で、夏を称える儀式に登壇し、そこで溶け消えてしまう存在とのこと。

儚いです。

儚いからこそ、神々しい、ような?

グランブルーファンタジー運営陣は、どこでこの名前を見付けてきたか気になるところです。

スネグラーチカどころか、ジェド・マロースの存在すら知りませんでしたし、私は。

posted by Loucina at 14:37| キャラクター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月19日

ファンタズマゴリア:カリオストロ

グランブルーファンタジーから離れて、このタイトルとは無縁の生活を送れるかと思いきや、これだけ深く絡んだゲームから思考を完全に分離させることはできず。

ふとしたきっかけで、グランブルーファンタジーと関係のある言葉と出会ったりすると、ああ、これも作中で使われていたなぁ、と懐かしく思い返したりもしていました。

とはいえありふれた言葉ならば、他のゲームでいざ触れてみてもそう強く思い出さないでしょう。

あれもこれも、と何にでも紐づけて思い出しているほど暇ではないですし。

でも、私が強く気を惹かれたのは、とある言葉が、そのタイトル以外では絶対に見られないと思っていたのに、見付けてしまったからです。

それが、Phantasmagoria=ファンタスマゴリア。

ゲーム上ではファンタ「ズ」マゴリアとなっていますが、英語の発音だとそこは「ス」のよう。

カリオストロ(敬称略)のアビリティです。

ゲームを現役でプレイしていた時、名前の由来となったであろう、実在したカリオストロ伯爵についてもかなり色々な資料を見た記憶があります。

後のフランス革命のきっかけとなった事件にも、彼が関わっていたいう説もあります。

貧しい人々に無料で医術を授けた一方、錬金術やインチキな魔術で人を煙に巻いてお金をせしめるペテン師と言った一面もあったそう。

詳しく述べるのは、また次の機会として、ファンタスマゴリアをどこで見付けたかです。

とある月刊誌を流し読みしていた時、パリコレの記事を見ました。

パリ、ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、各都市で開催されるファッションショー、四大コレクションのうちの一つです。

そこで、2016年グッチが発表した一連のデザインのテーマが「a story of phantasmagoria」だったのです。




炎上、炎上で何かと目につくグランブルーファンタジーです。

再開すれば、時間が割かれるのは目に見えています。

だからでしょう、対岸の火事として遠めに見るだけで、敢えて飛び込まずにいました。

でも、ファンタスマゴリアの意味を調べたいという思いが強く。

いや、意味はすぐ分かるんです。

死にかけた、死にそうになった、という言葉をお洒落に(?)言い変える時に使う語、「走馬燈」を意味します。

危機的状況に陥り、そしてそれを何とかやり過ごした後、「走馬燈を見たよ」とか言います。……言うっけな……。

ともあれ、調べて、自分で納得して、それでおしまい、だと寂しい。

それに、ネットで調べた知識って、本で得たものとは違ってすぐに忘れてしまうように思えます。

お手軽に調べられる分、お手軽に忘れてしまうのかもしれません。

だから、備忘録として書いておきたいと思い、記事としてまとめようとも考え始め、そうなると、ゲームをしないのも逆に空しいような気もして。

始めちゃったんですよね……。

……多少の後悔はあります。


・・・続きます。







posted by Loucina at 18:17| キャラクター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする